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舞台『ダンスライン!』ゲネプロリポート 6月29日より新宿村LIVEにて上演開始!




6月29日(水)より上演を開始した舞台『ダンスライン!』。同日、ゲネプロ公演が行われた。本作は2018年に東京・六行会ホールにて、夢麻呂氏の演出により上演、また同年4月、札幌で納谷真大氏(ELEVEN NINES)演出にて上演された。今回の2022年版『ダンスライン!』は、演出に劇団Bobjack Theaterの扇田 賢氏を迎えコミカルな要素を多く含んだ作品に仕上がっている。また青井美文氏が振り付けを行い、華やかなダンスが見どころのひとつとなっている。


元ラストアイドルの相澤瑠香さん、でんぱ組.incの高咲陽菜さんによるW主演、そしてアリスインプロジェクト公演をはじめ数多くの舞台で人気の白石まゆみさん、元NMB48の松村芽久未さんといった魅力的なキャストが揃った公演となっている。


ここで、ゲネプロを終えたキャストそれぞれのコメントをご紹介したい。


北野美環役 高咲陽菜さん

「北野美環役をやらせてもらってます。初めての舞台ですごく緊張していたんです。このゲネプロ自体も知らない言葉とかいろいろ出てきて。でもここに立って観てくださる方がいる状況でするっていうのが、また新鮮で感情がこもりやすいっていうか、すごい気持ちが熱くなるって思ってます。すごい元気な役なので、とにかくはっちゃけて。この先8公演ある中で、もっと元気を出していけたらなって思ってます。すごく自分のこれからの大きな経験になるゲネプロだったなと思います。ありがとうございました。」


北野凛胡役 相澤瑠香さん

「北野凛胡役の相澤瑠香です。今日ゲネプロ公演を終えて、やっぱりお客さんがいるところに立って、やっとこれから始まるんだと実感したというか。いよいよ初日の幕が上がるんだなと無事にできて、ここまでこれてうれしいなと思っています。やっぱりこのずっと稽古場でやってきたものを今ここでやってるわけなんですけど、やっぱり照明さんだったり音だったりが入ると、全然気持ちが違うなと思って。この舞台は結構コメディー要素とドラマ要素がすごくギャップが激しい舞台になっているので、そのどっちもみんなに楽しんでいただけるように、これから8公演頑張りたいなと思っています。本当に気合が入るゲネプロ公演でした。ありがとうございました。」


北野苺役 白石まゆみさん

「今日、こうやって本当に本番、幕が上がるのかと思いながらも、前作を私やここにいるみんなは観たことが無いですけど、ファンの方から聞いてたお話だと、コメディー要素がそこまで強くなかったというのを聞いていて。今回、扇田さん演出ということでたくさんのセリフが追加されたり。同じ「ダンスライン」だけど、「’22」という新たなお話が出来上がってるから、更にさらに楽しめるんじゃないかなと思っています。この後、初日を迎えてお客さんに楽しんでもらえるのがすごく楽しみになりました。ありがとうございました。」


長沼亜里沙役 松村芽久未さん

「ダンスは、ただ揃えるだけじゃなくて、気持ちも、誰一人欠けちゃダメっていうメッセージ性もあって。今回振り付けをしてくださった青井さんが来てくださってて、みんな真っ直ぐ見て踊っているんですけど、自然と拍手が見えた時に、よっしゃ!ってちょっと手応えを感じまして、8公演見に来てくださる皆さんにも、自然と「はぁっ」て思っていただけたらなと思います。千秋楽までみんなで頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。」


百合園絵里役 森青葉さん

森さんは、ゲネプロが終わる頃に既に感極まっていたのか目が潤んでいて、インタビューが始まったところで、共演者からも「これから、これから!」と励まされていた。

「初日を迎えたところなんですけど、嬉しさと緊張、いろんな感情があって、本当に涙が出ちゃうくらいすごく素敵な作品で、誰一人欠けちゃいけないっていうメッセージ性を感じる作品なので、皆さんもたくさん楽しんで観ていただけたらなと思います。ありがとうございます。」


橋本綾久役 小倉舞子さん

「ゲネプロが始まる前、袖中で緊張したんですけど、その緊張も、楽しみながら緊張しておりました。皆さんに観ていただいて、これからも部長らしく、みんなで元気に頑張って楽しく行きたいと思っておりますので、千秋楽までみんなで突っ走りたいと思います。よろしくお願いします。よろしくお願いします。」


平山樹役 平瀬美里さん

「本日はご来場いただきましてありがとうございます。さっきまで実感が湧かなかったんです。本番が始まるのかっていう緊張はしていましたけど、実際ライトを浴びて、皆様からの拍手をいただいて、やっと初日が迎えられるんだなっていう気持ちで。とてもうれしい気持ちでいっぱいです。このご時世、いつ誰が欠けてもおかしくないような状況なので、みんな元気のまま千秋楽まで迎えられたらいいなと思っております。皆様、応援よろしくお願いします。ありがとうございました。」


若葉香織役 黒木美佑さん

「今回、私の中で初めて物語のヒールとなるような役をやらせていただいたんですけど、最初本当に香織が理解できなくて、どうしようって思いながら稽古に挑んでいたんです。ずっと枠だけ作られていたような香織に、板にたって初めて中が作られた、枠にこう中が注ぎ込まれたみたいな、そんな感じがしました。ここから、皆さんにお届けしていくうちに、もっと香織としての魅力が深まっていけばいいなと思います。ありがとうございました。」


森下比呂役 伊藤千由李さん 

「今回ゲネプロをこうやって全員で誰一人欠けることなく迎えられたことを本当にうれしく思います。ゲネプロをやってみて、今まで稽古の時はみんなマスクをずっとしていたので、こんな表情だったんだとか、いろいろ発見することができたゲネプロでした。この勢いのまま初公演を無事に成功させていけるように頑張りたいなと思います。今日は皆さん来てくださってありがとうございました。」


桜日和役 播磨かなさん

「ゲネプロ公演を終えてみて、本当に2時間って長いって感じる方もいれば、短いって感じる方もいらっしゃると思うんですけど、私はもうさっき自分が出てきたんじゃないかってくらい本当にこの作品が最後まで迎えるのが本当に早いなと思って。この私たちの女子高生ならではの疾走感だったり、熱い熱い気持ちだったりを8公演全部に注いで注いで、もう終わった頃には、もう制服がもう汗でびっしょりで、青春の証を感じられるように、頑張っていきたいと思います。今日はありがとうございました。」


大沢あかり役 長谷川麻由さん

「本日はありがとうございました。やっぱり今日やっと完成したなっていう感覚がすごくあって。(演出の)扇田さんすごいなと思うのは、それぞれの役にぴったりだなと私は思っていて。本人達の素の緊張感だったり、テンション上がった高揚感だったりが、そのまま役に乗っかって役の感情がそのまま上がっていってるなっていうのが、すごく感じるゲネプロだったと思いました。過去のダンスラインよりも、振り付けもすごく盛りだくさんになっていて過去一踊っている作品じゃないかなと思っているので、今までのダンスラインを見てくださっていた方々にも楽しんでいただける、今までと違うなっていうレベルアップを見ていただけるんじゃないかなと思っています。千秋楽までよろしくお願いいたします。ありがとうございました。」


ちなみに今回のゲネプロ前にキャストが衣装に着替えたのは30分前だったそう。ただ一人1時間前からもうスタンバイしていたのは、広田マリアンヌ役の菜乃華れみさん。明るく豪快な役柄ではあるものの、それに向けて役作りの気合を感じるエピソードだった。


キャストのコメントにもあるように『ダンスライン!』は、コメディ要素もあり、そこかしこに笑える要素が散らばっている。と同時に仲間の大切さ、夢に向かう気持ちの大切さ、家族愛など、人にとってかけがえのないものを再認識させられる、思わず目が潤んでしまう物語でもある。コロナ禍で少し気持ちがささくれてしまったり、人とのつながりを感じるのが難しくなってしまったと感じる方にも、この作品が沁みるのではないかと。ぜひ劇場でそれを感じていただきたい。


(写真:矢口 卓 / 取材・文:矢口 明)



 

舞台『ダンスライン!』


原作・脚本:麻草郁

演出:扇田 賢(劇団Bobjack Theater)

企画:鈴木 正博

プロデューサー:西 初恵

キャスティングプロデューサー:鉾木章浩

製作:合同会社アリスインプロジェクト


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